2023年1月16日
医療保険の入院給付金日額をいくらにすればいい?
■医療保険の入院給付金日額とは
医療保険の入院日額とは、入院した時に受け取れる一日あたりの入院給付金の金額のことです。
例えば、入院日額10,000円の医療保険(日帰り入院から保障されるもの)に加入していれば、入院日数×10,000円を受け取ることができます。
一般的には5,000円~20,000円の範囲で、1,000円単位で決めることができます。
受け取れる給付金は実際にかかった治療費とは関係なく受け取れますので、
入院日額を決める場合には、前述した「入院したらどんな費用がいくらかかるか」を知ることが重要になります。
■入院時の費用、いくらかかる?
生命保険文化センターの調査による入院時の自己負担額の平均額は「20.8万円」となっており、
1日あたりの自己負担額は平均で「23,300円」となっています。
※過去5年間で高額療養費制度の利用有り無し両者の、治療費・食事代・差額ベッド代・交通費・衣類・日用品などを含む。
■医療保険の入院日額をいくらにすればいいの?
では、医療保険の入院日額をいくらにすればいいのでしょうか。
注意していただきたいのは、入院した場合の1日あたりの自己負担額の平均が2.3万円だからといって、
必ずしも医療保険の入院日額は2万円必要というわけではないことです。
統計データによる入院時の自己負担費用は参考にはなりますが、治療費・食事代・差額ベッド代に加え、
交通費(見舞いに来る家族の交通費も含む)や衣類、日用品など、非常に幅広い費用が含まれています。
また、手術をした場合には手術給付金も受け取れますので、1日あたりの自己負担費用全額分をカバーする入院日額にする必要はありません。
預貯金がある場合は、預貯金でまかなうのでその分入院日額を下げてもよい、という考えもあるでしょう。
入院日額を高く設定すればその分保険料も高くなりますので、バランスが大切です。
結論としては、医療費の自己負担額、健康保険が適用にならない費用の両方をカバーするという目的であれば、
医療保険の入院日額給付金は10,000円/日を目安に検討するとよいでしょう。
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入院給付金日額の設定について、公的保障の内容や、医療費のデータなどをもとに保険のプロがアドバイスします。
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