成城を歩く

祖師谷公園

川のほとりの公園で浪漫あふれる桜の物語に出会う

街路の並木道、野川緑道、仙川遊歩道…成城の街のあちこちで、春の訪れとともに花開く桜の花。今回ご紹介の祖師谷公園も、そんな、成城の桜名所のひとつです。
1975年6月、都市計画の一環として開園した祖師谷公園。もともとの計画面積は53.33haでしたが、開園当初の公園は10haほど。その後、順次整備を進めながら次第に拡張し、現在も整備は続いています。そんな祖師谷公園は、中央に流れる仙川を挟んで東側に、子どもの遊具が設置された遊びの広場、運動広場、テニスコートなどが、西側に広々とした芝生の原っぱ、ふれあいの森、ザリガニの棲息する湧水池などがあり、のんびり過ごすにも元気いっぱい遊ぶにも最適な、憩いの場となっています。

春、桜が見られるのは、川の両岸。西岸に咲き並ぶ桜の木は、明治45年、東京市長から米ワシントン市のポトマック公園に贈られたソメイヨシノの子孫で、贈答から80年の時を経て再び苗木として日本に帰ってきた「里帰りの桜」です。遠い海の向こうで咲く桜に思いを馳せながら、水面に舞い散る美しい花々をじっくりとご堪能ください。

祖師谷公園

〒157-0065 東京都世田谷区上祖師谷3、4丁目
TEL:03-5384-1693(祖師谷公園サービスセンター)
アクセス/小田急線「成城学園前」駅から小田急バス「千歳船橋」駅行きまたは「千歳烏山」駅行き「駒大グランド前」下車
http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index008.html

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