成城を歩く

成城三丁目緑地

水と緑に抱かれた街中の里山をハイキング

多摩川が長い年月をかけて武蔵野台地を削り取り、形成された「国分寺崖線」。立川市・国分寺市、そして世田谷区などを経て大田区付近まで続くその連なりは、“せたがやのみどりの生命線”とも呼ばれ、成城付近の自然を語るには欠かせない存在となっています。 そんな国分寺崖線の一部にあたるのが、今回ご紹介する成城三丁目緑地です。名前の通り、成城三丁目の住宅街の一角に位置しますが、一歩足を踏み入れると、そこはまるで別世界。うっそうと覆い茂る木々の葉ずれの音、水のせせらぎ、チュンチュン鳴く鳥の声が、森独特の静けさを醸し出しています。 緑地内は傾斜面になっており、散策するには、丸太の階段を登ったり下ったり…。ぜひ歩きやすいスニーカーでお出かけを!約2haほどの緑地ですが、急な斜面をアップダウンするので、ちょっとした運動にもなりそうです。

そして、緑地内には湧水地も点在。橋の上から清水を覗き込めば、サワガニなどの生き物に出会えるかもしれません。童心に返った気持ちで自然と戯れながら、ハイキング気分でお散歩してみてはいかがでしょうか。

成城三丁目緑地

〒157-0066 東京都世田谷区成城3-16
TEL03-3417-9575(砧公園管理事務所)
開門時間(緑地内一部のみ)/8:30~17:00
アクセス/小田急線「成城学園前」駅より徒歩約9分

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